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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
その年の豊凶を占う奉射行事(ぶしゃぎょうじ)、田名八幡宮神事「的祭(まちまち)」は、毎年1月6日に行われます。起源は、地域の伝承記録によると鎌倉時代とも言われていますが、「八幡宮縁起」では元禄時代とも記されています。
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
田名八幡宮宮司、射手親子(水郷田名)、田名八幡宮総代長外役員
田名地区(旧田名村)11自治会の持ち回りで、射手の条件は、八幡宮の氏子で射手の両親が健在で、前年に不幸がなかった家の三歳から五歳までの長男四組が父親に支えてもらい、一の矢(天下泰平)、二の矢(領土安全)、三の矢(五穀豊穣)を三回ずつ射り、四名の射手の放つ矢の当たり具合でその年の豊凶を占います。
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
今年の射手親子は、水郷田名自治会の三歳から四歳のお子さんと父親です。
当日、神前において弓を射る順番をくじ引きで決め、弓矢を授かり本殿で参拝後に的場に向かい、直径1.8メートルの的に向かい12本の矢の当たった結果で、その年の豊凶を占います。
的祭は、平成13年4月1日に相模原市の無形民俗文化財に指定されています。(参考=さがみはらの文化財一覧)
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
拝殿で神事を終えて出てきた宮司の皆さん
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
拝殿で神事の際、授かった弓矢を持って出てきた射手親子の皆さん
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
神事終了後、宮司、射手親子、総代長外役員、来賓、各自治会長の順に並んで拝殿を三周巡幸。
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
的場に入る前に、お清めのお祓いをする宮司
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭)まとまち)」
お清めのお祓いが終わった的場に入る射手の親子
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
的を射る順番に的場に座る射手の親子
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
開式で挨拶と的祭(まとまち)の由来を説明する大谷総代長
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
神事で授かった弓と矢の水引を解きます
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭)まとまち)」
一の矢(天下泰平国土安泰の「神の矢」)
「神の矢」といい天下泰平を占います。
射手を支えて親子で力いっぱい弓を引きます
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
放った「一の矢」は、みごと的に命中しました
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
一の矢(天下泰平国土安泰の「神の矢」)
「神の矢」といい天下泰平を占います
射手を支えて親子で力いっぱい弓を引きます
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
放った「一の矢」は、みごと的に命中しました
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭)まとまち)」
二の矢(領土安全の「地頭の矢」)
「地頭の矢」といい領土安全を占います
射手を支えて親子で力いっぱい弓をひきます
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
放った「二の矢」は、的の真ん中に向かって飛んでいきます
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
二の矢(領土(地域)安全の「地頭の矢」)
「地頭の矢」といい領土(地域)安全を占います
射手を支えて親子で力いっぱい弓をひきます
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令和6年1月6日 田名八幡神事「的祭(まとまち)」
放った「二の矢」は、的の真ん中に命中しました
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
三の矢(五穀豊穣の百姓の矢」
「百姓の矢」といい五穀豊穣を占います
射手を支えて親子で力いっぱい弓を引く一番射手
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
放った「三の矢」は、的のど真ん中に命中しました
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令和6年1月6日 田名八幡神事「的祭(まとまち)」
三の矢(五穀豊穣の百姓の矢」
「百姓の矢」といい五穀豊穣を占います
射手を支えて親子で力いっぱい弓を引く二番射手
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
放った「三の矢」は、勢い余って残念ながら的の上段に命中しました
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
三の矢(五穀豊穣の百姓の矢)
「百姓の矢」といい五穀豊穣を占います
射手を支えて親子で力いっぱい弓を引き、的めがけて矢放つ三番射手
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
放った「三の矢」は、的に当たりましたが、勢いが弱く的に当たりませんでした
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
三の矢(五穀豊穣の百姓の矢)
「百姓の矢」といい五穀豊穣を占います
射手を支えて親子で力いっぱい弓を引く四番射手
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まちまち)」
放った「三の矢」は、的中心より少し上に当たりました
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令和6年1月6日 田名八幡宮神事「的祭(まとまち)」
全ての矢が的に当たる良い弓を射っていただきました。
「今年は甲辰年(きのえたつどし)。辰は「成功という芽が成長していき、大きく姿を変えていく」という縁起の良い干支です。また、「勇気」や「粘り強さ」を持った干支と言われています。
占いでは、作柄は豊年満作で、明るく楽しい素晴らしい年となり、皆さんの努力と頑張りで天下泰平・平和な道が開けるとの結果でした」と総代長より話がありました。ご観覧有り難うございました。
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2019年(平成31年)親子射手(清水)、田名八幡宮神官、総代等役員。
その年1年の豊凶を占う奉射行事、田名八幡宮の神事「的祭(まとまち)」は、毎年1月6日に行われます。的祭の起源は、地域の伝承記録によると源 頼朝公の鎌倉時代とも言われていますが、「八幡宮縁起」には元禄時代とも記されています。
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2020年(令和2年)親子射手(滝)、田名八幡宮神官、総代等役員。
田名地区の旧11自治会の持ち回りで、射手は八幡宮の氏子で両親が健在で、前年に不幸がなかった家の父親と満2歳から5歳までの長男4組が一の矢(天下泰平)、二の矢(地域の安全)、三の矢(五穀豊穣)を3回の奉射(びしゃ※1)を行います。
【※1奉射】 関東地方東部で主に年頭に行われていた悪魔を払い豊作を祈る行事。弓で奉射的(びしゃまと)と呼ばれる大的(おおまと)を射て、当たった矢の数でその年の天候
や作物の出来具合を占った。(参考:ことばサーチ)
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的場に入る八幡宮神官。
当日は神前において弓を射る順番をくじ引きで決め、弓矢を授け、本殿参拝後に的場に向かい、直径1.8メートルの的に向かい12本の矢の当たった結果で、その年1年の豊凶を占います。
的祭は、平成13年4月1日に相模原市の無形民俗文化財(風俗慣習)に指定されています。(参考:さがみはらの文化財一覧)
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的場に入る射手親子。
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的の前に正座する射手親子。
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一の矢(天下泰平を占う)を射る親子。
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二の矢(地域の安全を占う)を射る親子。
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三の矢(地域住民の幸せを占う)を射る親子。
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三の矢(地域住民の幸せを占う)を射る親子。